石の裏のダンゴムシ

みんなの安全基地。生きづらさを感じている人のための居場所です。

【告知】6月開催のお知らせ(2017/6/25)

 

こんにちは、つっきーです。

お天気アプリが示すには、今日(10日)の予想最高気温は32℃となっています。梅雨入りしたというだけでもなんだか憂鬱な気分になるのに、こうやって晴れて暑くなるというのもそれはそれで困りものです。まぁ洗濯物が干せなくなるとか考えると、休日に雨が降るよりは良いのかもしれませんが。

たびたびゲリラ豪雨なんかにも遭ったりする今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。雨にも負けず、夏の暑さにも負けない、そんなダンゴムシの会もいよいよ2周年を迎えようとしています。7月は2周年を記念してなにかやりたいなと思っています。先月の新宿御苑開催と来月の2周年記念会(仮)に挟まれたちょっと可哀想な6月会ですが、いつも通りの感じでちゃんとゆるーくやりますので、お気軽にご参加ください。

というわけで、6月会のお知らせです(前回初めて参加された方の感想もありますのでご一読ください)。

 

開催要項

 日時 : 6月25日(日) 13:00~16:00
      その後、二次会も予定しています(自由参加です)
 場所 : 新宿駅近くの貸し会議室
 費用 : ひとり300~400円程度(貸し会議室代 ÷ 人数)
  ※参加希望状況等は随時、追記(Twitterでもお知らせ)していきます。
  ※集合等の詳細は、参加希望者の方にのみ、別途お知らせします。

 

*追記:参加希望状況(6月20日15:00現在)*

現在、計9名(男性6名、女性3名、うち初参加1名)です。参加希望の受付は24日(土)18時までとさせていただきます。参加希望の方はお早めにご連絡ください。

 

参加をご希望の方は

お手数ですが、以下のメールフォーム(お問い合わせ)にて各質問事項に回答の上、送信してください。明らかに不審な方である場合は参加をお断りすることもありますが、基本的にはどなたでも大歓迎です。確認次第、こちらから折り返しメールにてご連絡します。

goo.gl

なお、質問事項にもありますが、ダンゴムシの会では連絡手段として主にLINEを利用しています。大半の参加者にはLINEグループに入っていただいていますが、LINEをやっていなくても(グループに入らなくても)参加できます。その場合でも、次回からは同メールフォームからより簡単に参加希望ができます。

LINEのグループに入っていただける場合、返信メールに私 つっきー のQRコードを添付しますので、まずは友達登録をお願いします。お互いに友達登録しましたら、①ダンゴムシの会の全体グループ と ②今月参加する人だけのグループ の2つに招待します。①はこれまでの参加者全員が対象で、共通連絡や毎月の参加確認をするためのグループです。②は当日の具体的な集合場所や集合時間についての連絡、また集合時の連絡(遅刻や場所が分からない場合等の連絡)に使います。その月の会が終わったら、このグループは解散します。その他詳しいことはメールにてお伝えします。

 

参加者の感想

前回(5月)初めて参加された方から感想をいただきました。新宿御苑での開催だったので、進行含めいつもと違った感じではあったのですが、参加を検討されている方にとってなんらかの参考になれば幸いです。

Fさん(先月初参加)

最初の昼食タイムの間はどう話に混ざればよいかわからず難しかったですが、その後のトークタイムでは発言を促していただいたりなどしてある程度話せてよかったです。
生きづらさを抱えた人の集まりではあるものの、参加者によってその形は様々で、自分と似た悩みを抱えた人とも違った感じの悩みを抱えた人ともお話しをすることができ参考になりました。
今回は私は一部の方としか、どんな生きづらさを抱えているかのお話しができなかったので、次回は他の方とも生きづらさについてお話ししたいなと思います。

 

以上、つっきーでした。
参加希望お待ちしております。

 

 

お問い合わせ&Twitter

参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
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第23回ダンゴムシの会レポート(2017/05/28)

 

先月28日、第23回ダンゴムシの会を開催しました。

新宿御苑での開催ということでしたが、当日は心地よい陽光の下で実施することができて良かったです。まぁ眩しいのがあまり得意じゃない私にとっては、すこし眩しすぎた感はありましたが。次回は従来通り、貸し会議室での開催を予定しています。

というわけで第23回のレポートです。

 

5月の会の概要

 《会の流れ》

   1.自己紹介と昼食
   2.トーク
   3.トーク
   4.トーク
   5.片付け

   会終了後、近くのサイゼリヤで2次会(自由参加)

 《トークテーマ》

   特にテーマに拘らずフリーな感じで

 

感想etc

今回の参加者は計11名で、内訳としては男性9名に女性2名、初参加の方は2名でした。半年ぐらいぶりに参加してくださった方もいらっしゃいました。いろいろ心境の変化などもあったみたいで、前回ダンゴムシに参加したことがひとつのきっかけになったのかも、とおっしゃってました。そうだったらこちらとしても嬉しい限りです。

さて、今回は新宿御苑での開催ということもあり、いつも以上に緩い感じでした。上記の概要の通りで、タイムスケジュールやカテゴリーに囚われない、かなりフリーかつフレキシブルな感じで進めました。ともさんの提案で、集合後まずはみんなで昼食をとりました。ブルーシートを広げて、さながらピクニックみたいですよね。そんな感じで始まったこともあって、あまりあれこれ拘らない感じになりました。

トークについて時間もカテゴリーも特に決めていなかったので、毎回私がいたグループ以外のグループでどのようなことを話していたのかは分かりませんが、ディープな悩みや生きづらさを話していることもあれば、最近の出来事などのソフトな会話もあったようです。何気ないところに生きづらさの欠片が見えたりして、そこからまた話が膨らんでいくなんてこともありますよね。なんでもない雑談がそういう取っ掛かりになることもあるので、あながち捨てたもんじゃないなって思いました。

まぁ次回以降はまたしばらく貸し会議室での開催になりますので、タイムスケジュールとかカテゴリーとか考えた上で進めていくことになると思います。今回のような緩さについて感じ方は各々異なると思いますが、次回はまたもうすこし真面目な感じで話すことになりそうです。その辺は運営側でも話し合って決めていくつもりです。

 

お知らせ

ちゃんとした告知は後日するつもりですが、次回開催は6月25日を予定しています。参加を検討中の方は今後の告知エントリをご確認ください。

 

以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

 

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ひたすらにただの運営雑記。

 

つっきーです。

明日は第23回のダンゴムシの会です。天気予報ではいまのところ雨は降らなさそうなので、予定通り新宿御苑にて開催できそうです。あまり暑すぎないくらいの気温だと嬉しいです。最近は晴れると30℃近くになったりしますから、それだけは勘弁願いたいところです。

そういえば言われてみれば、ダンゴムシの会ももうすぐ2周年を迎えます。2周年は7月の会ということになりますが、せっかくなので何か企画したいところです。あれ、1周年のときって何かしたっけ…? なにかしらしたような気もするのですが、ちょっと思いだせません。(笑)

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さて、えんぴつさんから引き継いで以降、これまでは基本的に私 つっきー が当ブログを運営してきたのですが、今後ちょっとずつ私以外の方に書いていただく機会を増やしたいなと思っています。まぁいろいろと意図はあるのですが、そう思うに至ったいちばんの要因は「私(つっきー)個人の考え方、感じ方、言葉しか書けない」というところです。

正直なところ、これは他の参加者の方々にもよく指摘されるのですが、私はあまり生きづらいという感覚を持っていません。いや、だからといって生きづらさについてまったく共感できないということではありませんよ。ただ、生きづらさを抱える者としての視点で物事を語ったりするには、もしかするとあまり適していないのかもしれないということです。生きづらさについて語るなら、より適した方が他にもいらっしゃるということです。そういう意味で、他の参加者の方々に書いていただく機会を増やせたらいいなと思っているわけです。

みなさんが普段どのように当ブログを読んでくださっているのか分かりませんが、いま実際に生きづらさを抱えている方々の言葉をより多くお届けすることができれば、「生きづらさ」を抱える読者の方にとって、本ブログがより有意義なものになるかなと考えています。どのようにして私以外の方にも書いてもらうか、具体的なことはまだあまり決まっていないのですが、まずは毎回のレポート記事を持ち回りでやってみたいと思っています。なので来週の更新は他の方が書いたものかもしれません。

ということで、今日は運営雑記的な内容になりました。なんかこんな話、前にもしたような。まぁ良いことにします。(笑) 読者のみなさんも、もっとこういうのを書いてほしい、なんてものがあればメールフォームもしくはコメント(公開は承認制とさせていただいています)にて教えてください。あ、ただ、必ずそれにお応えできるというわけではないので、その点はご了承ください。

今後も本ブログを通して、よりダンゴムシの会について知っていただき、生きづらさを抱えている方に「参加してみようかな」と思っていただけたら幸いです。

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【お知らせ】

明日開催のダンゴムシの会、参加希望は本日18時で締め切らせていただきます。参加を希望される方は、以下の記事で詳細をご確認の上、お早めにご連絡ください。

dango64.hateblo.jp * * * * * * * * * *

以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

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不快な思考や感情を手懐け、自分の人生を生きよう。

 

つっきーです。

なにか簡単に挨拶を、と思ったのですが、3日ほどかけてこのエントリーを完成させたのもあってか、なにも思いつかないです。あ、前回告知しましたが、今月のダンゴムシの会は新宿御苑でやります。晴れてほしいなぁ。現時点で初参加の方が3名も来てくれるみたいなので、ちょっと嬉しいです。ちょっとって失礼かな…?(笑)

うん、もう本当に書くことが思いつかないので、本紹介に移ります。結構頑張って書いたので、みなさんも頑張って読んでください。

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今回ご紹介するのはこちらの本です☟

 

ACT(= Acceptance & Commitment Therapy)は、新世代(第三世代)の行動療法の1つだそうです。文字通り、受け入れて(=Acceptance)、やる(=Commitment)というのがACTです。本書の内容はこのACTに基づいています。本書をかなり大雑把にまとめるとすると、「不安や罪悪感などの苦痛な思考や感情から逃げずに、むしろそれらを受け入れた上でやるべきことをやっていく。そうすることで人生はきっと好転していきますよ。」という感じになります。とは言っても分かりにくい部分もあると思うので、以下でもう少し詳しく見ていきますね。

 

「幸福の罠」

私たちがハッピーエンドを好むのは、社会が人生は幸福であるべきだと迫るからだ。すべてが喜びや楽しみ、平和や満足、事が終わった後には永続的な幸福が待っている‥‥‥。だが、そこに現実感はあるだろうか? 自分の人生経験と重なるだろうか? (p.18)

まず、本書には「幸福の罠」というワードが度々出てくるのですが、これは幸福になろうと努力するほど不幸になるという悪循環のことです。著者はこの「幸福の罠」について、幸福はすべての人類にとって自然な状態だ、幸福でないのはあなたに欠陥があるからだ、より良い人生を創造するためにネガティブな感情を追い払わなければならない、自分の思考や感情をコントロールできなければいけない、の4つの神話に支えられていると述べています。つまり、このような思考(神話)に基づいたやり方で幸福を追求すると、結果的に不安や鬱に悩まされたりで不幸になる、ということです。

 

ACT の6つの行動原則

さて、この心理療法ACTですが、これには①脱フュージョン、②拡張、③接続、④観察する自己、⑤価値の確認、⑥目標に向かっての行動、の6つの行動原則があるそうです。この6つが相互に作用し合うことで心理的柔軟性、つまり苦痛をもたらす思考や感情への対処能力が高まり、人生を豊かで意味あるものにするための行動をより効果的にできるようになるというわけです。あまり詳細についてはご紹介できませんが、この6つの行動原則については以下でちょっとだけ触れていきますね。

 

マインドフルネス

私の定義はこうだ。マインドフルネスとは「オープンな心と受容力と興味をもって、「今・ここ」の体験に意識的に気づくこと」だ。 (p.166)

マインドフルネスという言葉を見聞きした方もいるかもしれませんが、その定義はあまりはっきりしていないみたいです。ただ本書における定義として、著者は上記のように定義しています。そしてこのマインドフルネスが、幸福になるためのひとつの大切な要素(条件)であるというわけです。

このマインドフルネス、上述した6つの行動原則で言えば①から④が該当します。それぞれ手短に説明すると、①脱フュージョンは「思考、イメージ、記憶を現実や事実と混同することなく、必要以上に注意を向けたり、それらと戦ったり逃げたりしない」というものです。②拡張は「感情や感覚・衝動といったものに、心のなかに余裕・スペースを作ることによって居場所を与える」ということです。③接続は「過去の記憶や未来への不安などに注意を払うのをやめて、今行っていること・経験していることに集中する」ことです。④観察する自己は「思考や感情について観察し、気付くための視点を持つ」ということです。これらを簡単にまとめると上記の引用部分のような内容になります。

そしてこれはマインドフルネスにおいて非常に重要なことなのですが、良くない思考や感情を抑圧したり追い出したりしようとするのは適切じゃないのだそうです。たとえば不安な気持ちになったり緊張したりしないなんてことは現実的ではないですし、何かで失敗して嫌な気持ちになるなんてことも避けようがないわけですよね。生きている限り、そういう良くない思考や感情を持つのは当然のことです。だからそういった思考や感情と戦うのではなく、平和的に上手く付き合っていく方法を身に付けることで心はずっと軽くなって生きやすくなる、ということなんです。①から④までの行動原則に則って、自分の内部に思考や感情や記憶などを観察できる避難場所を作ってみましょう。

 

自尊心と自己受容

結局のところ、自尊心は自分が良い人間かどうかについての思考の集積であると言える。そして最も重要なのは、自尊心とは事実ではないということだ。それは一つの意見に過ぎない。そう、それは真実ではない。自尊心は非常に主観的な価値判断以上のものではないのだ。 (p.183)

本書で「思考する自己」という概念が登場しているのですが、これはザックリ言ってしまえば、ネガティブな思考や感情などを常に生み出している器官みたいなものです。自分自身の欠陥や不十分な点なんかを見つけ出しては、それはもうひっきりなしに訴え続けてくるわけです。これは人間の心の進化の過程を考えると納得できるものなのだそうで、つまりは集団内の他者と比較して拒否されないように努め、自分の弱点に常に注目しそれを向上させることで人間は生き延びてきた、ということなんですね。それが時の流れに従って、現在の「自分は無能だ」「自分は失敗者だ」「自分は不十分だ」といった考え方に結びついてしまっているわけです。

自尊心の低さから自分を惨めに思ってしまうことも問題ですが、高いは高いでそれを保つ努力を常に強いられてしまうことになりかねません。そこで著者は、自尊心を解き放とう、と言っています。自分であることを良しとすること。自分は人間なのだから不完全なのも当然だ、という事実を受け入れること。そして混乱や失敗を許し、そこから学ぶこと。自分を判断・評価する代わりに、自分の強みと弱みを把握・認識し、自分がなりたい人間になるためにできることをする。自己イメージや自尊心というのは、あなた自身を表したものではないかもしれません。

 

人生を創造する

自分が行う選択と、それが人生にもたらす効果に対してもっと自覚的になろう。そうすることによって、人生を弱める選択ではなく、向上させる選択を行うようになっていくだろう。 (p.275)

マインドフルな状態に続いて重要になるのが、6つの行動原則の⑤と⑥の部分、つまり自分の価値観に沿った効果的な行動をするということです。⑤価値の確認は「自分にとっていちばん大切なこと、どんな人間になりたいか、重要だと思うこと・意味があると思うことを明確にする」ことです。そして⑥目標に向かっての行動は「自分の価値観と一致する効果的な行動をする」ことです。

自分が価値を置くものを目的に、それに沿った目標を立てて行動する。そうすることで満足感や充足感を得られるようになるそうです。ここで意識する必要があるのは、「価値の在り方」とでも呼ぶべきものです。人生においてどのように振る舞いたいか、世界や他者そして自分自身とどのように関わりたいか、何をしたいか、どのようにしてそうしたいか。そのような心の奥底にある正直な欲求に価値を置くのです。また価値観に沿って立てる目標も、たとえば「落ち込むのをやめる」みたいなことを目標にするのはやめるべきだそうです。そんなことは生きている限り不可能だから。そうではなくて「じゃあ落ち込む代わりに何をするか、どのように自分の行動を変えるか」といった現実的かつ具体的な行動目標を立てることが肝心だというです。

そして最後のステップ。そのようにして明確になった価値と目標、つまり「自分の進むべき方向」に向かって積極的に行動する。意味ある人生を送るためには目指す方向が必要だ、と著者は述べています。自分が価値を置くものをガイドにして目的意識を掘り下げ、意味ある目標を設定してそれを精力的に追い求めていくことで、過去の失敗やトラウマもしくは未来への不安といったものに囚われることなく、「今・ここ」を見ることができるようになります。苦痛や問題に上手く対処できるようになれば、そのような経験から学んで成長することもでき、それが豊かな人生につながるというわけです。適切な価値と目標のために行動していく、これが非常に大切です。

 

いかがでしたでしょうか。何かひとつでも参考になればいいのですが、これでもご紹介できたのは本書のごく一部です。本書で挙げられていた具体的なエクササイズやワークについては言及できませんでしたので、興味を持たれた方はぜひ本書を手に取って読んでみてください。それでは最後に、まとめとして本書から文を引用して終わります。

価値に従ってさえいれば、満足は今この場所、この瞬間に与えられる。そして他の人々からの承認を求める必要もない。誰かに「やり遂げたね」あるいは「君のやっていることは正しいよ」と言ってもらわなくてもよいのだ。価値に従って行動していることを自分で分かっていれば十分だ。 (p.266-267)

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【お知らせ】

5月28日開催のダンゴムシの会、参加希望は27日18時で締め切らせていただきます。開催要項や参加希望の仕方等、詳しくは以下の記事でご確認ください。

dango64.hateblo.jp

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以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

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参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
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【告知】5月開催のお知らせ(2017/5/28)

 

GWもあっという間に過ぎ去ってしまい、なんだか暖かいどころか「暑い!」と感じるような気温になる日もときどきある今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

私は暑さに弱いので、どんどん活力と体力を奪われてます。麦茶を常備するようになり、先日ゴーヤーチャンプルーを作りました。夏バテで食欲が落ちてるときなんかに良いらしいですよ。夏はまだまだこれからなのに、先が思いやられます・・・(汗)

さて、GW明けは精神的にも体力的にもしんどいと思います。ある程度まとまったお休みがあった後は、学校や仕事に行こうにも心身共になかなか追いつかなかったりしますからね。そしてもう1つ心配なのが五月病。新しい環境にうまく馴染めない、もしくは馴染もうとして頑張りすぎたことで、精神的に参ってしまう。今はそんな時季みたいです。

だからというわけではありませんが、今月のダンゴムシは久しぶりに新宿御苑。晴れれば御苑内でビニールシートを広げてやります。広々とした場所、心地よい空の下でいろいろお話しましょう。

というわけで今月(5月)開催のお知らせです。

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【開催要項】

 〇日時 : 5月28日(日) 12:00~16:00
      その後、二次会も予定しています(自由参加です)
 〇場所 : 新宿御苑(雨天時は別の場所を考えてます)
 〇費用 : 200円(入園料です)


  ※参加希望状況は随時、追記(Twitterでもお知らせ)していきます。
  ※集合等の詳細は、参加希望者の方にのみ、別途お知らせします。

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【追記:参加希望状況(5月27日18:00)】

参加希望は締め切らせていただきました。

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【参加をご希望の方は】

お手数ですが、以下のメールフォーム(お問い合わせ)にて各質問事項に回答の上、送信してください。明らかに不審な方である場合は参加をお断りすることもありますが、基本的にはどなたでも大歓迎です。確認次第、こちらから折り返しメールにてご連絡します。

goo.gl

なお、質問事項にもありますが、ダンゴムシの会では連絡手段として主にLINEを利用しています。大半の参加者にはLINEグループに入っていただいていますが、LINEをやっていなくても(グループに入らなくても)参加できます。その場合でも、次回からは同メールフォームにてより簡単に参加希望ができます。

LINEのグループに入っていただける場合、返信メールに私 つっきー のQRコードを添付しますので、まずは友達登録をお願いします。お互いに友達登録しましたら、①ダンゴムシの会の全体グループ②今月参加する人だけのグループ の2つに招待します。①はこれまでの参加者全員が対象で、共通連絡や毎月の参加確認をするためのグループです。②は当日の具体的な集合場所や集合時間についての連絡、また集合時の連絡(遅刻や場所が分からない場合等の連絡)に使います。その月の会が終わったら、このグループは解散します。その他詳しいことはメールにてお伝えします。

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以上、つっきーでした。
参加希望お待ちしております。

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参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
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第22回ダンゴムシの会レポート(2017/04/23)

 

23日に第22回ダンゴムシの会を実施しました。

運営・進行役から退いた後も参加していたえんぴつさんは今回から不参加です。これをひとつの転換期と捉え、新代表のともさんを中心に、この4月を新たなスタートとして今後やっていこうと思っています。心機一転というわけではありませんが、新たな試み等も加えながら、生きづらさを抱える人たち(今このブログを読んでいるあなたかもしれませんね)に寄り添える会を目指していきますので、今後もダンゴムシの会を宜しくお願い致します。

というわけで第22回のレポートです。

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【4月の会の概要】

 《会の流れ》

   1.自己紹介
   2.トーク
   3.トーク
   4.トーク
   5.片付け
      (トークは各25分)

 《トークテーマ》

   1.AC・毒親・家族
   2.仕事
   3.社会・世間
   4.人間関係
   5.恋愛・性・LGBT・障害
   6.ずっと嫌だったけど話せなかったこ
   7.自分ってどんな人間
   8.フリートーク

 会終了後、近くのサイゼリヤで2次会(自由参加)。

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【参加者について】

今回の参加者は計7名で、内訳としては男性6名に女性1名、初参加の方はいませんでした。ここ最近の会と比較すると、今回は参加者が少なかったです。前日や当日でのキャンセルが3名ほどいたのです。どうもこの時季というのは体調を崩しやすいみたいですね。気圧の低さが影響しているのではという意見もありますし、年度始めということで新たな環境で心身ともに疲れているのかもしれません。春は鬱になる人も増えるとかなんとか。もうすぐ5月なので、これからは五月病も心配ですね。

さて、今回参加した方々の内訳としましては、20代が5名、30代が1名、40代が1名でした。そういえば学生さんは1名だけでしたね。最近は働いていらっしゃる方の参加が増えている気がします。仕事の悩みもありますが、家庭環境関連のもの(AC・毒親)、社会や世間に関連するもの、自己肯定感の低さや自己嫌悪といった生きづらさを抱えている方がほとんどです。これまで20代前半の学生から新社会人くらいの年齢の参加者が多かったこともあるので、20代後半から30代、もっと年長の参加者が増えると会としての幅が広がって良いかもしれません。

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【雑感etc...】

今回は全体的にやり方を変えてみました。いちばんの変更点は、自己紹介と併せて自分の生きづらさ、会に参加した理由、参加することでどうなりたいか、といったことを各自述べていくというのをやってみたことでしょうか。これまでも自己紹介で簡単に触れてもらってはいたのですが、自分の(そして他人の)生きづらさにちゃんと向き合うために必要なのでは、ということでこれらのことを具体的に話す機会を設けてみたって感じです。

そしてこれまでやってきた3~4人でのグループトーク(カテゴリートーク)の代わりに、1対1で話す形式にしてみました。3人以上になると生きづらさについて深く話せないのではないかという意見があり、1対1ならその点を解消できるのではないか、上述した自己紹介時の話をもとに深い話ができるのではないか、ということです。

今回は参加者が7名と少なめだったこと、初参加の方がいなかったこと等もあるので、今回の1回だけでこれらのやり方が効果的かどうかといったことを判断するのは難しいです。参加者の声を取り入れながら引き続き考えていきたいなと思っています。

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【感想】

Nさん

約1年ぶりの参加でしたが、話しやすい雰囲気はそれほど変わっていないと感じました。前回は気を使ってあまり話したいことを話せなかったのですが、今回は人数が少なかったこともあり、結構話したいことを話せたのでありがたかったです。また、他の人の話を聞かせてもらい、様々な生き辛さがあることがわかりました。ただ、生き辛さはそれぞれ違っても「生き辛さを抱えている」というところは皆が共有していて、安心できました。また参加させてもらえればと思います。

 

Kさん

今月も参加できて、とても嬉しかったです。
前回話せなかった人と話せたり、自分が話したいなぁと思っていたことを話せたりと吐き出せた感じはありました。
今回は1対1でのトークでしたが、似たような環境を持つ方と話すことができて自分は良かったと思います。
カテゴリについて話をしたい、話を聞きたいって時もあると思うのでそこは偏りなくが良いと思いますが。

今回話題に上がらなかったけども、さりげなく追加されていた3つは次回でトークに参加してみたいです(自分が生きづらさを感じる点に関係してる気もするので)。
・恋愛・性・LGBT・障害
・ずっと嫌だったけど話せなかったこ
・自分ってどんな人間

この会への参加が、自分の生きる目的の1つになっているなぁと感じています。
本当にありがとうございます。来月は新宿御苑で皆に会いたいです。

 

(つっきー)
どちらも日常的にはなかなか吐き出しづらい「生きづらさ」を吐き出すことができているとのことで、会としては非常に嬉しいことだと思います。ぜひともまたお会いしたいですし、気軽に来て生きづらさを話せる会でありたいなと思います。お二方、感想をありがとうございました。

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【お知らせ】

ちゃんとした告知は後日するつもりですが、次回開催は5月28日、場所は新宿御苑を予定しています。参加を検討中の方は今後の告知エントリをご確認ください。

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以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

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参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
 メールフォーム ⇒ お問い合わせ

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 Twitter ⇒ 石の裏のダンゴムシ@生きづらさ (@dangomushi_14) | Twitter

 

外に関心を向けること、他人と心でふれ合うこと。

 

明日は13時からダンゴムシの会があります。今回も10名(うち初参加1名)が参加する予定です。

「時間厳守でお願いします」と釘を刺され、もちろん寝坊しないようにするつもり(いつもそのつもりではいるのです)ですが、内心「起きてみないと分からないんだよなぁ」と思っていたりもする、そんなダンゴムシ前日のつっきーです。(苦笑)

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さて今日は、先日図書館で借りて読んでみた本を、ご紹介しようと思います。加藤諦三『なぜ、あの人は自分のことしか考えられないのか ― 「ナルシシスト」という病』(三笠書房という本です。

私は同氏の著書を初めて手に取ったのですが、心理や精神分析といったジャンルの著作も多く執筆されているようで、生きづらさを抱えている方のなかには、実際に同氏の著書を読んだことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんね。初めて知ったという方は、もしこのエントリで興味を持たれたら本書に限らず、同氏の著書を読んでみると勉強になるかもしれません。ということでさっそく本書の内容に入っていきたいと思うのですが、「ナルシスト」(以下、本書に合わせて「ナルシシスト」とします)について、みなさんが抱くイメージとはだいぶ異なるのではないかと思います。その辺も注目してみてください。

 

ナルシシストは生きづらい

ナルシシズムは自己を愛することでなく、自己を救ってくれという孤独の叫びである。 (p.148)

心の底では孤独で自分に自信がない、それどころか誰よりも自分に絶望していて自己蔑視している、空虚感や劣等感が深刻で自分が相手にどのような印象を与えているか心配で仕方がない、etc…

本書において著者が指摘するには、ナルシシストはものすごく生きづらい。苦しくて苦しくて仕方がないんです。そんな自分の心の苦しみ、言い換えればそんな自分自身にとらわれてしまった結果、意識が自分自身に集中しているわけです。

自分に自信がなく、それどころか自己蔑視しているため、他人からの同情・共感・称賛しか支えになるもの(つまり、心のよりどころ)がないのですが、周囲の人々は構ってくれないし、なかなか望むように自分の存在を認めてもくれません。そのため「誰も自分のこの苦しみを分かってくれない!」と嘆くのですが、それを吐き出さずにはいられないため、自己憐憫や被害者意識、悲観主義といった形で表現されるのだそうです。尤も、他人から称賛等をどれだけ受け取っても目的は達成されないというジレンマを抱えています。

ナルシシストの度合いが強くなると、悩みを訴えるばかりで解決する意志はなく、誰かに解決してもらおうとするのですが、意見や提案をされてそれが気に入らないと「生き方を否定された」としてその人を憎み嫌ったりするようです。自分を認めてほしい(もしくは認められないのが怖い)という心理が、より過激で攻撃性を伴ったものになってしまうわけですね。

かなり端折った説明なので分かりにくいと思いますが、要するにここで言うナルシシストとは、自分で苦しみから抜け出すことができず、でも救ってくれる「誰か」「何か」もない、そんな状況のなかでとにかく苦しんでいる人なのです。

 

ナルシシストであるのには理由がある

ナルシシストは幼児期から自分で自分を守らなければならなかったのである。誰も自分を守ってくれる人がいなかったから、そして子どもの知恵で自分を守る習慣がついたから、間違った守り方しかできなくなっているのである。 (p.191)

さて、ここまでナルシシストとはどんな人なのか、その性格や特徴をおおまかに説明してきましたが、そんなナルシシストが生まれる経緯について、著者は幼少期の家庭環境が関係していると言います。

例えば、そもそも親がナルシシストであれば、その子はナルシシストになることがあります。親の心が自分のことで精一杯であれば、子どもに対する関心はどうしても希薄になってしまいます。結果、その子どもは成長するにあたって必要な承認欲求の充足を得ることなく、成長してもその欲求を解消できずに抱えていくことになります。自分がいかに辛いかといった愚痴ばかり聞かされるなんてことは結構ありそうですが、それもまた本書でいう「ナルシシストの再生産」に繋がります。また干渉や支配、そして暴力といったものがあるなかで育てば、子どもはそれを愛情や関心だと誤解し、関心を「干渉されている」と感じるため避けたいと思うようになり、親しくなることや近さが耐えられなくなると言います。

幼い頃から、親といった周囲の重要な人から「現実の自分」を受け入れてもらえなかったことで、間違った態度を身につけてしまった。それがいま(大人になって)「現実の自分」を受け入れられない理由である、と著者は述べています。ナルシシストであるのにはこのようなちゃんとした理由・背景があるので、自分を責めることなく、まずこの事実を受け止めて新しい人間観(人間と接する力)を形成していきましょう、とのことです。

 

ナルシシズムから抜け出す方法

最大の問題は、いかにして自己愛からのエネルギーを解放するか、いかにして自分に巻きついている意識を、対象に向けて投げ出せるか、ということである。 (p.200)

ナルシシズムを解消するために大切なのは、まず自分がナルシシストであるという認識だと言います。そして次に、そのナルシシストである自分を責めないこと。上述しましたが、自分がナルシシストであるのにはちゃんと理由があるのです。だから自分のなかのナルシシズムを認めて自分を肯定する。ナルシシズムを克服し自分を信じて生きないかぎり、その人は永遠に孤独で傷つきやすいのだそうです。自分を信じて生き始めるには、自分の心の底にある絶望感と向き合わなければいけません。勇気を持ってその絶望感と自分に向き合うこと。それが第一歩です。

また具体的な方策としては、まずとにかく紙に書き出してみること。苦しいことや周囲には言えない本音なんかを書き出すわけです。ここであえて「書く」ことをおすすめしているのは、誰かに「話す」だと印象や評価を気にして話せないだろうからということで、とにかく誰にも言えない本心を書き出すということが挙げられています。それとこれはすこしスピリチュアルな気もするのですが、なるべく自然に触れること。自分の世界に閉じこもらず、風や空気を感じて四季を、さらには悠久な時間の流れを感じることで、意識を外(自然)と繋げることも大切なのだそうです。

この意識を外側へ向けるということ、これがいちばんのポイントなのだと思います。著者は本書のなかでナルシシズムを、成長の敵、自分自身であろうとすることの最大の障害、幸せになる最大の障害、と述べています。また東洋でいう「無」、西欧でいう「自由」とは自己愛からのエネルギーの解放であるとも言っています。これまでナルシシズムで自分に向いていた意識・エネルギーを別のところへ向ける。興味のあるものや他者への愛などなど、自らの情熱を注ぐ対象を自分の外側に見つけるわけです。そのようにして自己実現へと自分のエネルギーを向けることで人間は幸福になる。それが著者の主張でした。

 

いかがだったでしょうか。著者の主張・意図を正しくお伝えできていれば嬉しいのですが、だいぶ無理矢理まとめてみた感じなので自信はないです。ここに書けなかった有益な指摘・示唆等も多々ありますので、ぜひとも実際に本書を手に取っていただくとよろしいと思います。それでは最後に、印象的だった部分を3つほど引用して終わります。

問題は自信がもてないことじたいではない。自信がもてないことをここまでおおごとにするパーソナリティーである。 (p.174)

心のふれ合いが生きる土台である。心が強い人というのは生きる土台をもっている人である。心が弱い人というのは生きる土台のない人である。 (p.26)

生きることは、「信じることができる」ことと「好きなものがわかる」ことである。
不幸とはこの二つがないことである。 (p.186)

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【お知らせ】

明日4月23日(日)のダンゴムシの会、参加希望は本日(22日)18時で締め切らせていただきます。参加希望の方はお早めにご連絡ください。

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以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

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