石の裏のダンゴムシ

みんなの安全基地。生きづらさを感じている人のための居場所です。

第24回ダンゴムシの会レポート(2017/06/25)

 

こんにちは、つっきーです。

7月に入りまして、今年もいよいよ折り返しですね。夜でも蒸し暑さを感じる時季になってきましたが、みなさん体調を崩されてたりはしていませんか? 大丈夫ですか? 自分の身体をちゃんと労わりつつ、無理せずいきましょう。

さて、先月25日に第24回ダンゴムシの会を実施しました。新たな試みも取り入れてみて、とても興味深い反応が参加者から得られた気がしています。今回はそのレポートです。

 

6月会の概要

プログラム

1.ルール説明・自己紹介・雑談
2.ひとりずつ生きづらさについて話す(ひとり5分×2回)
3.みんなで生きづらさについて考えてみる

参加者の内訳

計9名(男性6名、女性3名、うち初参加1名)でした。家庭環境、対人関係、真面目系クズといった自分の性格など、多様な生きづらさを抱えた方々が参加されました。社会人として働いていらっしゃる方が多く、したがって年齢層としては20代中頃以上の参加者が多かったです。

運営雑感

今回のダンゴムシの会はいつもやっているカテゴリー別のトークはせずに、1人5分程のトークを2回、全員にしてもらいました。自分が苦しんでいること、悩んでいることなど、内容は本人にお任せでフリーで話してもらいました。

実際にやってみると、1人5分を2回では到底語り切れないことが分かりましたが、それでも普段人前で言えない事を話せたのは有意義だったと感じました。特に初参加の方の「抱え込んで普段は話せないネガティヴな気持ちを話せて本当に良かった」と言っていたのはとても印象的でした。

会の後半は「嫌われる事が怖い」を出発点としたマインドマップ的なものを皆で話し合いながら会議室のホワイトボードに書いていきました。これは初めての試みでしたが、皆が良く考えながら、それでいてフリーで発言が出来てとても有意義なものになりました。次回以降も「お題」を変えながら色々やれたらなと思います。

 

参加者の感想

Kさん(初参加)

気持ちの沈みが激しい時にこちらの会を見つけて衝動的に参加表明をさせていただいたので、当日は本当に私なんかが行っても良いところなのだろうか…と不安がありましたが、参加者の皆さんがすごく優しくて、一人一人時間をとって生きづらさを話す時間も、たどたどしい発言となってしまったのにしっかりと聴いてくださってとても嬉しかったです。同時に、皆さんの心のうちを聞けて「めちゃくちゃ分かるなあ」と共感するものや「知識すごいな!」と勉強をさせていただけて、ずっと1人で抱え込んでいたものが間違いなく前進したと実感してます。間違いなく参加できて良かったですし、温かく迎え入れてくれた皆さんに感謝を申しあげたいばかりです。悩みを共有するということは怖いことだと思いますが、ダンゴムシの会はネガティブな感情を優しく受け止めてくれる場所だと思います。まさしく安全基地でした。

 

お知らせ

来月は2周年記念ということで別の企画もあり、通常の会を実施するかについてはただいま検討中です。7月の会については、来週の更新時に改めてお知らせします。よろしくお願いします。

 

 

以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

 

お問い合わせ&Twitter

参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
 メールフォーム ⇒ お問い合わせ

ダンゴムシの会のTwitterアカウントもありますのでよろしくどうぞ。
 Twitter ⇒ 石の裏のダンゴムシ@生きづらさ (@dangomushi_14) | Twitter

 

明日の会が有意義なものになればと思う。

 

こんにちは、つっきーです。

明日25日は第24回ダンゴムシの会です。2周年は来月7月の会ということになっていますが、回数的に考えたら今月で24回目なので、丸2年になるのは今月なのではないか…なんてことを考えています。とってもどうでもいいですね、はい。

ちなみに、明日の会では私つっきーが司会・進行を務めることになりました。緊張しています。すいません、嘘です。テキトーゆるゆる人間なので緊張はしていません。まぁでも、初参加の方もいらっしゃることになっているので、とにかく和やかな雰囲気でできたらいいなと思っています。

さてさて。今日は、明日の会でやってみようとしていることについて、ちょっと書いてみようかなと思います。

 

ひとりずつ生きづらさについて話す

ここしばらくはグループトークによって生きづらさについて語り合う、というやり方をしてきました。これはこれで意図があってそうしてきたのですが、アンケート等ではグループトークという「会話」だと話しにくいという声も出始めたこともあり、前々回からは生きづらさについてひとりずつ話してもらい、みんなでそれを聞くというのを取り入れ始めました。グループトーク的な「会話」となると、他の参加者にいろいろ気を遣ったり遠慮してしまったりで、結果あまり話せなかった・話しにくかったという方もなかにはいらっしゃったみたいなんですよね。

その点、ひとりずつ話すというやり方なら、気を遣って話すのをやめる、ということをしなくてもいいわけです。とにかく自分のこと、自分が抱えている生きづらさを話す機会が与えられているので、その機会を他の参加者とやり繰りするという一種の手間が省けます。そこに神経を使う必要がなくなります。ただ、ひとりずつ話すというのはみんなの前で発表するという緊張を伴うものだと思うので、なるべくそういった緊張や不安を減らせるよう、やり方やその場の雰囲気を考慮しながらやっていくつもりです。たとえば、その前に雑談的なことをして打ち解けてもらえるような時間を設けて、すこし落ち着いたところでひとりずつ話してもらう、とか。これは特に初参加の方にとっては不可欠なことのように思います。見ず知らずの人たちの前でいきなり話すって、やっぱり緊張しちゃいますからね。

ひとりずつ話してもらうという形式はダンゴムシの会の発足当初のやり方だった(ということらしいです)のですが、それをまた復活させたという形になります。そのときの様子を私は知らないので比較はできないのですが、ひとりずつ話すことはメリットのあるやり方だとも思うので、ひとつのやり方として確立できたらいいなと思っています。

 

生きづらさについてみんなで考えてみる

ちょっと楽しみなのがこの「みんなで考えてみる」という試みです。上述したように、ひとりずつ話してもらうという機会を設けるわけですが、ただ話すだけというのもなんだか味気ない気がします。他の参加者とのやり取りのなかで整理できること、発見できることはあると思うんですよね。ある意味、グループトークの意義ってそこなのではないかと思っているのですが、言葉を交わすことで見えてくることがあります。そういう機会もまた必要だと思っています。

そういうわけで、それぞれ生きづらさについて話してもらってから、いくつか生きづらさのテーマを設定してみんなで考えてみるというのをやってみようと思いました。でも正直なところ、実際どんな感じになるのか分かりません。意外と盛り上がるかもしれませんし、生きづらさというナイーブなものだけに慎重になって盛り上がらないかもしれません。やってみないとどうとも言えないところですが、会全体にとって、そして各参加者にとって、なにかいい方向に作用したらいいなと思います。

まぁでもアツくなるのは避けたいですね。それぞれの主観でもって物事を語るわけですが、それがたまに決めつけみたいな感じになっていると、それがぶつかり合ってしまうということもあります。「この考え方・捉え方が正しい」なんてものはきっとないですし、だからこそ答えを導き出すということはとても難しいわけですが、そのへんの配慮というか、「あくまでもこれは自分の主観であって真実とは限らない」という冷静さをもって、有意義な意見交換ができたらなと思います。

 

お知らせ

明日(25日)開催のダンゴムシの会、参加希望は本日(24日)18時をもって締め切らせていただきました。ありがとうございました。

dango64.hateblo.jp

 

以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

 

お問い合わせ&Twitter

参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
 メールフォーム ⇒ お問い合わせ

ダンゴムシの会のTwitterアカウントもありますのでよろしくどうぞ。
 Twitter ⇒ 石の裏のダンゴムシ@生きづらさ (@dangomushi_14) | Twitter

 

「みんなの」というのが難しいけれど。

 

こんにちは、つっきーです。

たびたび触れていることなのですが、来月でこのダンゴムシの会も2周年を迎えます。2周年記念で何をするかということは早めに話し合っておかないと決められなさそうですし、当然そのための準備もあるので運営ではもう話が出ているところです。でもなかなかアイデアが出ないんですよねぇ。私も含めて。

まぁその前に今月もしっかりやりたいなと思っていますし、とりあえず会全体には今月の会が終わったら話すことになると思いますが、何かいいアイデアが出ればいいなと思っています。ってか去年の1周年では何をしたんだっけ…? 餃子パーティーをやったのではという説が濃厚なのですが、私個人としてはまったくもって記憶が定かではありません。笑

 

さて、来月の2周年という節目を前に、主に運営・進行上の柱となるようなものを確立したいなぁなんてことを考えています。今日は運営雑記的に、そんな感じで運営メンバーとして考えていることをちょっと書いてみようと思います。

みなさんご存知かもしれませんが、ダンゴムシの会は『みんなの安全基地』をコンセプトにやっています。そしてこれまでに安全基地たり得るためのルールも3つほど立てました。でもそのルールというのがどこか曖昧だったり、よくよく考えると「これってルールか…?」というものもある気がするわけです。的外れだという意味ではなく、すべて大切なのは間違いないのですが、どこか体系立っていないような印象を受けたわけです。

「こういうルールも必要なんじゃない?」ってのもあります。ダンゴムシの会って、普段周囲に吐き出すことができない想いでも吐き出せる、そういうことも受け入れられる場所だと思いますし、実際にそういう場所であり続けていると思います。でも、ひとりの自由を尊重するばかり、他の人にとって居心地の悪い場所になる可能性があることは否めません。

『みんなの安全基地』と言うからには、運営としてはこの「みんなの」のところを考えていく必要があります。「ひとり」と「みんな」、この間でどうバランスを取っていくか。なかなか難しいところですが、ここのところを考えて調整していかないと、一部の人にとって居心地がいいだけの場所になってしまいます。自由のなかにも節度を持たせることで全体としての効用を高めたいところです。そのためのルールも設計していきたいなと思っています。

というわけでなんだか堅苦しい話になってしまいましたが、上述したようにあくまで運営・進行上の柱としてです。会の雰囲気はこれまで通り、ゆるーく落ち着ける感じでいきたいですね。しっかりやるべきところはしっかりやりつつ、でもあんまり力まない感じで。

 

お知らせ

25日開催のダンゴムシの会、参加希望は来週24日(土)18時で締め切らせていただく予定です。参加を希望される方は、以下で詳細をご確認の上、お早めにご連絡ください。 

dango64.hateblo.jp

 

以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

 

お問い合わせ&Twitter

参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
 メールフォーム ⇒ お問い合わせ

ダンゴムシの会のTwitterアカウントもありますのでよろしくどうぞ。
 Twitter ⇒ 石の裏のダンゴムシ@生きづらさ (@dangomushi_14) | Twitter

 

【告知】6月開催のお知らせ(2017/6/25)

 

こんにちは、つっきーです。

お天気アプリが示すには、今日(10日)の予想最高気温は32℃となっています。梅雨入りしたというだけでもなんだか憂鬱な気分になるのに、こうやって晴れて暑くなるというのもそれはそれで困りものです。まぁ洗濯物が干せなくなるとか考えると、休日に雨が降るよりは良いのかもしれませんが。

たびたびゲリラ豪雨なんかにも遭ったりする今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。雨にも負けず、夏の暑さにも負けない、そんなダンゴムシの会もいよいよ2周年を迎えようとしています。7月は2周年を記念してなにかやりたいなと思っています。先月の新宿御苑開催と来月の2周年記念会(仮)に挟まれたちょっと可哀想な6月会ですが、いつも通りの感じでちゃんとゆるーくやりますので、お気軽にご参加ください。

というわけで、6月会のお知らせです(前回初めて参加された方の感想もありますのでご一読ください)。

 

開催要項

 日時 : 6月25日(日) 13:00~16:00
      その後、二次会も予定しています(自由参加です)
 場所 : 新宿駅近くの貸し会議室
 費用 : ひとり300~400円程度(貸し会議室代 ÷ 人数)
  ※参加希望状況等は随時、追記(Twitterでもお知らせ)していきます。
  ※集合等の詳細は、参加希望者の方にのみ、別途お知らせします。

 

*追記:参加希望状況(6月20日15:00現在)*

現在、計9名(男性6名、女性3名、うち初参加1名)です。参加希望の受付は24日(土)18時までとさせていただきます。参加希望の方はお早めにご連絡ください。

 

参加をご希望の方は

お手数ですが、以下のメールフォーム(お問い合わせ)にて各質問事項に回答の上、送信してください。明らかに不審な方である場合は参加をお断りすることもありますが、基本的にはどなたでも大歓迎です。確認次第、こちらから折り返しメールにてご連絡します。

goo.gl

なお、質問事項にもありますが、ダンゴムシの会では連絡手段として主にLINEを利用しています。大半の参加者にはLINEグループに入っていただいていますが、LINEをやっていなくても(グループに入らなくても)参加できます。その場合でも、次回からは同メールフォームからより簡単に参加希望ができます。

LINEのグループに入っていただける場合、返信メールに私 つっきー のQRコードを添付しますので、まずは友達登録をお願いします。お互いに友達登録しましたら、①ダンゴムシの会の全体グループ と ②今月参加する人だけのグループ の2つに招待します。①はこれまでの参加者全員が対象で、共通連絡や毎月の参加確認をするためのグループです。②は当日の具体的な集合場所や集合時間についての連絡、また集合時の連絡(遅刻や場所が分からない場合等の連絡)に使います。その月の会が終わったら、このグループは解散します。その他詳しいことはメールにてお伝えします。

 

参加者の感想

前回(5月)初めて参加された方から感想をいただきました。新宿御苑での開催だったので、進行含めいつもと違った感じではあったのですが、参加を検討されている方にとってなんらかの参考になれば幸いです。

Fさん(先月初参加)

最初の昼食タイムの間はどう話に混ざればよいかわからず難しかったですが、その後のトークタイムでは発言を促していただいたりなどしてある程度話せてよかったです。
生きづらさを抱えた人の集まりではあるものの、参加者によってその形は様々で、自分と似た悩みを抱えた人とも違った感じの悩みを抱えた人ともお話しをすることができ参考になりました。
今回は私は一部の方としか、どんな生きづらさを抱えているかのお話しができなかったので、次回は他の方とも生きづらさについてお話ししたいなと思います。

 

以上、つっきーでした。
参加希望お待ちしております。

 

 

お問い合わせ&Twitter

参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
 メールフォーム ⇒ お問い合わせ

ダンゴムシの会のTwitterアカウントもありますのでよろしくどうぞ。
 Twitter ⇒ 石の裏のダンゴムシ@生きづらさ (@dangomushi_14) | Twitter

 

第23回ダンゴムシの会レポート(2017/05/28)

 

先月28日、第23回ダンゴムシの会を開催しました。

新宿御苑での開催ということでしたが、当日は心地よい陽光の下で実施することができて良かったです。まぁ眩しいのがあまり得意じゃない私にとっては、すこし眩しすぎた感はありましたが。次回は従来通り、貸し会議室での開催を予定しています。

というわけで第23回のレポートです。

 

5月の会の概要

 《会の流れ》

   1.自己紹介と昼食
   2.トーク
   3.トーク
   4.トーク
   5.片付け

   会終了後、近くのサイゼリヤで2次会(自由参加)

 《トークテーマ》

   特にテーマに拘らずフリーな感じで

 

感想etc

今回の参加者は計11名で、内訳としては男性9名に女性2名、初参加の方は2名でした。半年ぐらいぶりに参加してくださった方もいらっしゃいました。いろいろ心境の変化などもあったみたいで、前回ダンゴムシに参加したことがひとつのきっかけになったのかも、とおっしゃってました。そうだったらこちらとしても嬉しい限りです。

さて、今回は新宿御苑での開催ということもあり、いつも以上に緩い感じでした。上記の概要の通りで、タイムスケジュールやカテゴリーに囚われない、かなりフリーかつフレキシブルな感じで進めました。ともさんの提案で、集合後まずはみんなで昼食をとりました。ブルーシートを広げて、さながらピクニックみたいですよね。そんな感じで始まったこともあって、あまりあれこれ拘らない感じになりました。

トークについて時間もカテゴリーも特に決めていなかったので、毎回私がいたグループ以外のグループでどのようなことを話していたのかは分かりませんが、ディープな悩みや生きづらさを話していることもあれば、最近の出来事などのソフトな会話もあったようです。何気ないところに生きづらさの欠片が見えたりして、そこからまた話が膨らんでいくなんてこともありますよね。なんでもない雑談がそういう取っ掛かりになることもあるので、あながち捨てたもんじゃないなって思いました。

まぁ次回以降はまたしばらく貸し会議室での開催になりますので、タイムスケジュールとかカテゴリーとか考えた上で進めていくことになると思います。今回のような緩さについて感じ方は各々異なると思いますが、次回はまたもうすこし真面目な感じで話すことになりそうです。その辺は運営側でも話し合って決めていくつもりです。

 

お知らせ

ちゃんとした告知は後日するつもりですが、次回開催は6月25日を予定しています。参加を検討中の方は今後の告知エントリをご確認ください。

 

以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

 

参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
 メールフォーム ⇒ お問い合わせ

ダンゴムシの会のTwitterアカウントもありますのでよろしくどうぞ。
 Twitter ⇒ 石の裏のダンゴムシ@生きづらさ (@dangomushi_14) | Twitter

 

ひたすらにただの運営雑記。

 

つっきーです。

明日は第23回のダンゴムシの会です。天気予報ではいまのところ雨は降らなさそうなので、予定通り新宿御苑にて開催できそうです。あまり暑すぎないくらいの気温だと嬉しいです。最近は晴れると30℃近くになったりしますから、それだけは勘弁願いたいところです。

そういえば言われてみれば、ダンゴムシの会ももうすぐ2周年を迎えます。2周年は7月の会ということになりますが、せっかくなので何か企画したいところです。あれ、1周年のときって何かしたっけ…? なにかしらしたような気もするのですが、ちょっと思いだせません。(笑)

 * * * * * * * * * *

さて、えんぴつさんから引き継いで以降、これまでは基本的に私 つっきー が当ブログを運営してきたのですが、今後ちょっとずつ私以外の方に書いていただく機会を増やしたいなと思っています。まぁいろいろと意図はあるのですが、そう思うに至ったいちばんの要因は「私(つっきー)個人の考え方、感じ方、言葉しか書けない」というところです。

正直なところ、これは他の参加者の方々にもよく指摘されるのですが、私はあまり生きづらいという感覚を持っていません。いや、だからといって生きづらさについてまったく共感できないということではありませんよ。ただ、生きづらさを抱える者としての視点で物事を語ったりするには、もしかするとあまり適していないのかもしれないということです。生きづらさについて語るなら、より適した方が他にもいらっしゃるということです。そういう意味で、他の参加者の方々に書いていただく機会を増やせたらいいなと思っているわけです。

みなさんが普段どのように当ブログを読んでくださっているのか分かりませんが、いま実際に生きづらさを抱えている方々の言葉をより多くお届けすることができれば、「生きづらさ」を抱える読者の方にとって、本ブログがより有意義なものになるかなと考えています。どのようにして私以外の方にも書いてもらうか、具体的なことはまだあまり決まっていないのですが、まずは毎回のレポート記事を持ち回りでやってみたいと思っています。なので来週の更新は他の方が書いたものかもしれません。

ということで、今日は運営雑記的な内容になりました。なんかこんな話、前にもしたような。まぁ良いことにします。(笑) 読者のみなさんも、もっとこういうのを書いてほしい、なんてものがあればメールフォームもしくはコメント(公開は承認制とさせていただいています)にて教えてください。あ、ただ、必ずそれにお応えできるというわけではないので、その点はご了承ください。

今後も本ブログを通して、よりダンゴムシの会について知っていただき、生きづらさを抱えている方に「参加してみようかな」と思っていただけたら幸いです。

 * * * * * * * * * *

【お知らせ】

明日開催のダンゴムシの会、参加希望は本日18時で締め切らせていただきます。参加を希望される方は、以下の記事で詳細をご確認の上、お早めにご連絡ください。

dango64.hateblo.jp * * * * * * * * * *

以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

 * * * * * * * * * *

参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
 メールフォーム ⇒ お問い合わせ

ダンゴムシの会のTwitterアカウントもありますのでよろしくどうぞ。
 Twitter ⇒ 石の裏のダンゴムシ@生きづらさ (@dangomushi_14) | Twitter

 

不快な思考や感情を手懐け、自分の人生を生きよう。

 

つっきーです。

なにか簡単に挨拶を、と思ったのですが、3日ほどかけてこのエントリーを完成させたのもあってか、なにも思いつかないです。あ、前回告知しましたが、今月のダンゴムシの会は新宿御苑でやります。晴れてほしいなぁ。現時点で初参加の方が3名も来てくれるみたいなので、ちょっと嬉しいです。ちょっとって失礼かな…?(笑)

うん、もう本当に書くことが思いつかないので、本紹介に移ります。結構頑張って書いたので、みなさんも頑張って読んでください。

  * * * * * * * * * *

今回ご紹介するのはこちらの本です☟

 

ACT(= Acceptance & Commitment Therapy)は、新世代(第三世代)の行動療法の1つだそうです。文字通り、受け入れて(=Acceptance)、やる(=Commitment)というのがACTです。本書の内容はこのACTに基づいています。本書をかなり大雑把にまとめるとすると、「不安や罪悪感などの苦痛な思考や感情から逃げずに、むしろそれらを受け入れた上でやるべきことをやっていく。そうすることで人生はきっと好転していきますよ。」という感じになります。とは言っても分かりにくい部分もあると思うので、以下でもう少し詳しく見ていきますね。

 

「幸福の罠」

私たちがハッピーエンドを好むのは、社会が人生は幸福であるべきだと迫るからだ。すべてが喜びや楽しみ、平和や満足、事が終わった後には永続的な幸福が待っている‥‥‥。だが、そこに現実感はあるだろうか? 自分の人生経験と重なるだろうか? (p.18)

まず、本書には「幸福の罠」というワードが度々出てくるのですが、これは幸福になろうと努力するほど不幸になるという悪循環のことです。著者はこの「幸福の罠」について、幸福はすべての人類にとって自然な状態だ、幸福でないのはあなたに欠陥があるからだ、より良い人生を創造するためにネガティブな感情を追い払わなければならない、自分の思考や感情をコントロールできなければいけない、の4つの神話に支えられていると述べています。つまり、このような思考(神話)に基づいたやり方で幸福を追求すると、結果的に不安や鬱に悩まされたりで不幸になる、ということです。

 

ACT の6つの行動原則

さて、この心理療法ACTですが、これには①脱フュージョン、②拡張、③接続、④観察する自己、⑤価値の確認、⑥目標に向かっての行動、の6つの行動原則があるそうです。この6つが相互に作用し合うことで心理的柔軟性、つまり苦痛をもたらす思考や感情への対処能力が高まり、人生を豊かで意味あるものにするための行動をより効果的にできるようになるというわけです。あまり詳細についてはご紹介できませんが、この6つの行動原則については以下でちょっとだけ触れていきますね。

 

マインドフルネス

私の定義はこうだ。マインドフルネスとは「オープンな心と受容力と興味をもって、「今・ここ」の体験に意識的に気づくこと」だ。 (p.166)

マインドフルネスという言葉を見聞きした方もいるかもしれませんが、その定義はあまりはっきりしていないみたいです。ただ本書における定義として、著者は上記のように定義しています。そしてこのマインドフルネスが、幸福になるためのひとつの大切な要素(条件)であるというわけです。

このマインドフルネス、上述した6つの行動原則で言えば①から④が該当します。それぞれ手短に説明すると、①脱フュージョンは「思考、イメージ、記憶を現実や事実と混同することなく、必要以上に注意を向けたり、それらと戦ったり逃げたりしない」というものです。②拡張は「感情や感覚・衝動といったものに、心のなかに余裕・スペースを作ることによって居場所を与える」ということです。③接続は「過去の記憶や未来への不安などに注意を払うのをやめて、今行っていること・経験していることに集中する」ことです。④観察する自己は「思考や感情について観察し、気付くための視点を持つ」ということです。これらを簡単にまとめると上記の引用部分のような内容になります。

そしてこれはマインドフルネスにおいて非常に重要なことなのですが、良くない思考や感情を抑圧したり追い出したりしようとするのは適切じゃないのだそうです。たとえば不安な気持ちになったり緊張したりしないなんてことは現実的ではないですし、何かで失敗して嫌な気持ちになるなんてことも避けようがないわけですよね。生きている限り、そういう良くない思考や感情を持つのは当然のことです。だからそういった思考や感情と戦うのではなく、平和的に上手く付き合っていく方法を身に付けることで心はずっと軽くなって生きやすくなる、ということなんです。①から④までの行動原則に則って、自分の内部に思考や感情や記憶などを観察できる避難場所を作ってみましょう。

 

自尊心と自己受容

結局のところ、自尊心は自分が良い人間かどうかについての思考の集積であると言える。そして最も重要なのは、自尊心とは事実ではないということだ。それは一つの意見に過ぎない。そう、それは真実ではない。自尊心は非常に主観的な価値判断以上のものではないのだ。 (p.183)

本書で「思考する自己」という概念が登場しているのですが、これはザックリ言ってしまえば、ネガティブな思考や感情などを常に生み出している器官みたいなものです。自分自身の欠陥や不十分な点なんかを見つけ出しては、それはもうひっきりなしに訴え続けてくるわけです。これは人間の心の進化の過程を考えると納得できるものなのだそうで、つまりは集団内の他者と比較して拒否されないように努め、自分の弱点に常に注目しそれを向上させることで人間は生き延びてきた、ということなんですね。それが時の流れに従って、現在の「自分は無能だ」「自分は失敗者だ」「自分は不十分だ」といった考え方に結びついてしまっているわけです。

自尊心の低さから自分を惨めに思ってしまうことも問題ですが、高いは高いでそれを保つ努力を常に強いられてしまうことになりかねません。そこで著者は、自尊心を解き放とう、と言っています。自分であることを良しとすること。自分は人間なのだから不完全なのも当然だ、という事実を受け入れること。そして混乱や失敗を許し、そこから学ぶこと。自分を判断・評価する代わりに、自分の強みと弱みを把握・認識し、自分がなりたい人間になるためにできることをする。自己イメージや自尊心というのは、あなた自身を表したものではないかもしれません。

 

人生を創造する

自分が行う選択と、それが人生にもたらす効果に対してもっと自覚的になろう。そうすることによって、人生を弱める選択ではなく、向上させる選択を行うようになっていくだろう。 (p.275)

マインドフルな状態に続いて重要になるのが、6つの行動原則の⑤と⑥の部分、つまり自分の価値観に沿った効果的な行動をするということです。⑤価値の確認は「自分にとっていちばん大切なこと、どんな人間になりたいか、重要だと思うこと・意味があると思うことを明確にする」ことです。そして⑥目標に向かっての行動は「自分の価値観と一致する効果的な行動をする」ことです。

自分が価値を置くものを目的に、それに沿った目標を立てて行動する。そうすることで満足感や充足感を得られるようになるそうです。ここで意識する必要があるのは、「価値の在り方」とでも呼ぶべきものです。人生においてどのように振る舞いたいか、世界や他者そして自分自身とどのように関わりたいか、何をしたいか、どのようにしてそうしたいか。そのような心の奥底にある正直な欲求に価値を置くのです。また価値観に沿って立てる目標も、たとえば「落ち込むのをやめる」みたいなことを目標にするのはやめるべきだそうです。そんなことは生きている限り不可能だから。そうではなくて「じゃあ落ち込む代わりに何をするか、どのように自分の行動を変えるか」といった現実的かつ具体的な行動目標を立てることが肝心だというです。

そして最後のステップ。そのようにして明確になった価値と目標、つまり「自分の進むべき方向」に向かって積極的に行動する。意味ある人生を送るためには目指す方向が必要だ、と著者は述べています。自分が価値を置くものをガイドにして目的意識を掘り下げ、意味ある目標を設定してそれを精力的に追い求めていくことで、過去の失敗やトラウマもしくは未来への不安といったものに囚われることなく、「今・ここ」を見ることができるようになります。苦痛や問題に上手く対処できるようになれば、そのような経験から学んで成長することもでき、それが豊かな人生につながるというわけです。適切な価値と目標のために行動していく、これが非常に大切です。

 

いかがでしたでしょうか。何かひとつでも参考になればいいのですが、これでもご紹介できたのは本書のごく一部です。本書で挙げられていた具体的なエクササイズやワークについては言及できませんでしたので、興味を持たれた方はぜひ本書を手に取って読んでみてください。それでは最後に、まとめとして本書から文を引用して終わります。

価値に従ってさえいれば、満足は今この場所、この瞬間に与えられる。そして他の人々からの承認を求める必要もない。誰かに「やり遂げたね」あるいは「君のやっていることは正しいよ」と言ってもらわなくてもよいのだ。価値に従って行動していることを自分で分かっていれば十分だ。 (p.266-267)

 * * * * * * * * * *

【お知らせ】

5月28日開催のダンゴムシの会、参加希望は27日18時で締め切らせていただきます。開催要項や参加希望の仕方等、詳しくは以下の記事でご確認ください。

dango64.hateblo.jp

 * * * * * * * * * *

以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

 * * * * * * * * * *

参加希望や当会に関する質問等、各種お問い合わせはメールフォームにお願いします。
 メールフォーム ⇒ お問い合わせ

ダンゴムシの会のTwitterアカウントもありますのでよろしくどうぞ。
 Twitter ⇒ 石の裏のダンゴムシ@生きづらさ (@dangomushi_14) | Twitter