石の裏のダンゴムシ

みんなの安全基地。生きづらさを感じている人のための居場所です。

第4回ダンゴムシの会レポート(2015/10/25)

昨日は第4回目の石の裏のダンゴムシの会でした!今回も前回とおなじ、大久保駅から歩いて1分くらいの会議室を使いました。参加者さんは僕も含めて10名。9名がリピーターで、1名が今回はじめての方。8名が男性、2名女性という内訳。

 

いつもと同じように14時から17時まで、生きづらさを吐き出してきました。10人の参加者を3人・3人・4人のグループに分けて30分間トーク、というのを3周行いました。話の種になるようにと思って、6つほどトークテーマを用意しておいたので、それをホワイトボードに書き、必要であればそのトークテーマを使って話してください、という指示を出しました。

 

ちなみにトークテーマは「母親のこと」「父親のこと」「高校時代のこと」「生きづらさあるある」「働くこと」「○○への怒り」を掲げました。3周終わったあとに、「トークテーマ使いました?」と聞いたところ、「いや、あんまり...笑」と。トークテーマを設けなくても話が盛り上がったようでよかったです。

 

毎度おなじことを言うようだけど、「生きづらさ」と一口に言っても、その中身はほんとに多様だなというのを毎回感じる。漠然とした不安に襲われてつらい人、「死にたい」と思ってしまう人、コミュ障に悩む人、働きたくない人、人との距離感が分からない人など様々。しかし人それぞれまったく異なっているというわけでもなく、どこかに共通点があったりもする。聞いてみると、おもしろいほどみんな家庭環境が悪かったと口をそろえる。

 

回数を重ねてきて、会の雰囲気というものが確立されつつある。当初の雰囲気よりも、和やかで楽し気な雰囲気になってきています。心なしか、はじめて参加したときよりも表情が明るくなった人が多いように思います。「安全基地」として機能できているのかな、と感じる。

 

雰囲気がいい、という点はすごく満足しています。しかし、一方で「ほんとにこのままでいいんだろうか?」という疑問が出ていることもまた事実。もっと具体的に、生きづらさの克服や問題の解決に向かっていくような会にしたほうがいいんじゃないか?という思いもあります。しかしせっかくのいい雰囲気を壊すようなことはしたくない。今後、どんな活動をしていくか検討していく必要があるなー、と感じた第4回でした。