石の裏のダンゴムシ

みんなの安全基地。生きづらさを感じている人のための居場所です。

HSPのこと。

 

こんにちは、つっきーです。

今年ももう残り2ヶ月ですね。あぁ、就活どうしよう。全然捗らない。そんなこんなでモヤモヤ感もありつつ、寒さでちょっと引きこもりがちになっていたりして、まったくもって本末転倒です。

さてさて。ちょっと前に、HSPに関する本を読んだりしていたので、今回まとめてみました。そのとき読んだ本の紹介も併せて、ちょっと書いてみたいと思います。興味・関心のある方は読んでみてください。

 

 

HSPとは

そもそもHSPとはなにか、という話からしますと、Highly Sensitive Personの略で、まぁ「とても敏感(繊細)な人」とでも訳されるものです。ざっくりとした言い方をしてしまえば、「敏感な、繊細な、感受性の強い人」のことです。ちなみにこのHSPの子ども版というか、「敏感な、繊細な、感受性の強い子ども」のことをHSC(Highly Sensitive Child)と呼んだりもします。

近年、といっても本当にここ2~3年くらいみたいですが、HSPもしくはHSC関連の書籍が次々と出ているようですし、テレビ等で取り上げられたりもして認知度が高まっている概念みたいです。ネットでも検索してみれば結構いろんな情報が得られるので、詳細はネットもしくは関連書籍を見ていただけるといいと思います。

 

敏感=HSPなのか

HSPについて知りたいと思って、ぼくはまずHSPという概念の生みの親、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士の著書『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』を読みました。HSPに関心のある方であれば、すでに読まれているかもしれませんね。

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)

 

ただ正直なところ、ぼく個人の感想ですが、読んでもいまいち分かりませんでした。もちろん共感できる部分もあったし、なるほどと思ったりもしました。自分に当てはまっている部分はありました。でも、「なにを以ってHSPといえるのか」というのはよく分かりませんでした。HSPの特徴として挙げられているのが、どこか漠然としている感じがしたのです。

ネット等にもよく書いてあるようなHSPの特徴って、どこか人間なら持ってて当たり前のようなものに思えてしまうわけです。「敏感」とか「繊細」とか、そういう単語で説明されてもどこか漠然としていますよね。敏感(繊細)だからHSPだ、みたいな単純な話ではないだろうと思いつつ、でもその線引きがどこで為されるのか分からないので、いまいち腑に落ちなかったのです。

 

HSPの4条件

そんなこんなでずっと疑問だったのですが先日、アーロン博士の著書『ひといちばい敏感な子』を読んでみたところ、そのなかに答えが示されていました。この本は上述した『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』よりも後に出版されたものです。

ひといちばい敏感な子

ひといちばい敏感な子

 

アーロン博士曰く、HSPには4つの特徴が見られ、4つのうち1つでも当てはまらないならHSPではない、とのことなのです。その4つの特徴が以下です。それぞれの特徴についてざっくりまとめました。

  1. 深く処理する
  2. 過剰に刺激を受けやすい
  3. 感情の反応が強く、特に共感力が高い
  4. ささいな刺激を感知する

1.深く処理する
ちょっとした刺激や情報から、他の人以上に深く感じたり、深く考えたりする。無意識にであれ意識的にであれ、物事を徹底的に処理し理解していく。この「深く処理する」という性質は、年齢以上に大人びた受け答えをしたり、あれこれ可能性を考えてなかなか決断ができなかったり、初めて経験する場所や人の前で行動するまでに時間がかかったりという行動に現れる。

2.過剰に刺激を受けやすい
自分の内外で起こっていることに人一倍よく気がつき、処理し、配慮するため、精神的にかなりの負担がかかり疲れやすい。変化に敏感で、普通よりも多くの新しい経験が得られるぶん、多くのことを読み取りすぎて疲れ果ててしまうこともしばしば。強い明るさ、大きな音、手触り肌触り、匂い、暑さ寒さなどからも普通以上のストレスを受けたり、疲れや痛みも通常より強く感じてしまうことがある。人の多いパーティーや雑踏、大きな音の映画館や遊園地など、刺激の量が多い場所は特に苦手。

3.感情の反応が強く、特に共感力が高い
どんなことにも人一倍注意を払い、観察し、学んでいく。物事の1つひとつを深く感じ取る。人の心を読むことに長けていて、完璧主義で、些細な間違いにも強く反応する。人の心を読み取る能力に長けていて、まわりの人の顔色を読んで、自分を合わせることが得意。他者の望みをよく読み取って、適切な配慮や気配りをすることができる。

4.ささいな刺激を感知する
小さな音、かすかな臭い、ちょっとした変化など細かいことによく気づく。環境の変化や物の配置が変わったことに目ざとかったり、変わった臭いがするとその場所に入ることができなかったりする。自然の風景や動物とのふれあい、芸術作品などから強い影響を受けたりする。親や友達のちょっとした声のトーンや態度の変化から、何かあったのだと察知したりする。

これらの特徴が1つでも欠けている場合、その過敏さは別の問題から来ていると考えられるといいます。自閉症スペクトラムアスペルガー症候群、また神経症等の疾患はHSPとは区別されるのだそうです。特に理由もないのに常に不安だったり、敏感であること以外のHSPの性質が見られず、通常以上にストレスを感じやすい場合は、深く精密に処理しているというよりは、感覚処理の問題による疾患が疑われるとのことです。

 

HSPの敏感さ

ちょっと補足しますと、HSPをより厳密に定義するとしたら、HSPは「生得的な特性として高度な感覚処理感受性を持つ人」ということになります。感覚データを通常人よりはるかに深く、かつ徹底的に処理しているわけです。

共通して見られる特徴として、大きな音、眩しい光や蛍光灯、強い匂いのような刺激に対して敏感です。大きな音や大量の情報には圧倒されてしまうし、刺激を避けようとするため臆病で引っ込み思案と思われがち。反射のスピードが速くて痛みや刺激を受けやすく、免疫システムも敏感でアレルギー反応が出やすい傾向もあるそうです。

HSPの人は、生まれつきよく気がつく、深く考えてから行動する、共感力がある、聡明で直感が鋭い、創造性豊か、思慮深く慎重といった傾向があると言われています。間違ったことをするとどうなるかがよく分かるので行動を慎むのだそうです。また早くから社会的公正さに関心を抱くようになったり、年のわりに善悪の判断がついたりもするそうです。

HSPの感受性の強さは、育ち方などによって決まる後天性のものではなく、持って生まれた先天性のものであると考えられています。HSPの生まれつきの敏感さとは違い、内向型や外向型、心配性や落ちこみがち、さらには臆病さや神経質は後天的性質だと考えられるとのことなので、そこがHSPか否かの判断基準だと言えそうです。

 

余談etc.

まぁいろいろ見てきましたが、ぼくはHSPについて知っていくなかで、「自分はHSPなんだと思う」と結論付けました。HSPについて知りたい、もしくは自分(や身近な人)がHSPかもしれない、という方にとってすこしでも参考になれば嬉しいです。未読であれば、今回ご紹介した本も読んでみてください。

 

 

以上、つっきーでした。
それでは次回更新をお楽しみに。

 

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