石の裏のダンゴムシ

みんなの安全基地。生きづらさを感じている人のための居場所です。

第29回ダンゴムシの会レポート(2017/11/26)

 

こんにちは、powerと申します。今回はつっきーさんが出席できなかったため代わりにレポートを書かせていただきます。

 

11月会の概要

参加者の内訳

計10名(男性7名、女性3名)でした。男性の初参加の方が1名いらっしゃいました。半年以上ぶりに参加してくださったかたもいらっしゃいました。遠いところからわざわざありがとうございました。

プログラム

今回は通常通り会議室で行いました。30分×3回でフリートークを行い、自由にしゃべりました。やはり親や仕事に関するお話が多かったように感じます。途中で本の紹介をしたり自由に話し合いました。

最後の1時間で今回はダイアログというものを試しにやってみました。まずはテーマを決めて、そのテーマに関して机にペンを置いてそれを持っている人が発言するというルールです。その際にペンを持っていない人は口を挟まずに、ペンを持っている人の発言をききます。より優れたアイディアを生み出したり、どちらの主張がより良いかということを決めるディスカッションとは異なり、ダイアログは他者の思考を通じて、自分の思考を観察し意見を共有することで相互理解を深めるというのが目的です。

今回はテーマを生きづらさと関連させて『自己肯定感』、『生きる意味』というテーマで話し合いました。少しテーマが壮大で、難しいということもあり、なかなか最初はペンをとって積極的に発言していくのが難しそうでしたが、誰かが喋ると次第にみんなそれぞれの意見を喋るようになっていきました。普段私達が人と何かを話すときはついディスカッションのような話し合いになってしまいますが、ダイアログのようにお互いの意見を知って理解を深めるというのは新鮮でした。今回は初めてだったので少し戸惑いがありましたが、次回はもう少し簡単なテーマでやっていきたいと思います。

参加者の感想

Hさん(初参加)

初参加ながらも、3時間が短く感じられるほど有意義な時間を過ごすことができました。

過去に囚われて生きづらさを感じていますが、これまで誰にも話すことができませんでした。今回も初対面の人たちに伝えられるのか不安でしたが、貸会議室という周囲に気兼ねのない空間で皆さんが話を聞いてくださり、受け入れられているという感覚を得られました。傷の舐め合いになるのではないかという先入観もありましたが、生きづらさを克服しつつある方からアドバイスをいただくこともでき、これからの生き方に対する道筋も見えてきました。

生きづらさを感じる境遇は各々で異なりますが、人の痛みがわかる方ばかりなので、ある程度の距離感があるのも心地よかったです。これまで一人で抱え込んで悩み続けていましたが、話を聞いてもらい、違う視点の言葉を掛けていただけて嬉しかったです。また参加しますので、どうぞよろしくお願いします。

 

お知らせ

12月のダンゴムシの会は、今のところ24日(日)を予定しています。そうなんですちょうどクリスマスなのです。まだ具体的なことは決まっていませんが、会場をかりてなにかいつもの会とは違うことをしたいと考えております。はじめて参加したいというかたも、久しく来ていないという人も1年の締めくくりとしてぜひご参加をお待ちしております。具体的な内容が決まり次第、Twitterやブログで告知致します。