石の裏のダンゴムシ

みんなの安全基地。生きづらさを感じている人のための居場所です。

第14回ダンゴムシの会レポート(2016/8/28)

今月もダンゴムシの時期がやってまいりまして、昨日無事にやってきました。いつもダンゴムシの日は晴天に恵まれていたんですが、今月は曇天でした。しかし「もう秋かな?」と思うくらいに涼しい1日だったので道中、汗をかかなくて済んだので個人的にはうれしかったです。

 

今月の参加者は9人でした。男性6人、女性3人。数か月ぶりの参加という方もいまして、ひさしぶりに会えてうれしかったです。今月ははじめての方(女性)が1名来てくださいました。新しい人と出会えるのはいつも楽しいものです。会議室は先月利用したところが気に入ったので今月も利用しました。テーブルとイスを片付けて、カーペットに座って語りました。

 

今月はまた話したいカテゴリー別にグループを分けて話すという形式でやりました。新しいカテゴリーをいくつか思いついたので実験的に入れてやってみました。カテゴリー一覧がこちらです。

  • AC、毒親
  • 仕事
  • 対人、コミュニケーション
  • 恋愛
  • ポジティブな話
  • ネガティブな話
  • 褒めあおう
  • みんなの対処法

太字になっているのが今月新しく入れてみたカテゴリーです。

 

簡単に説明すると、「ポジティブ」は最近あったポジティブなできごとを話したり、日常であったちいさなことをポジティブに捉えて話してみたりするカテゴリーです。口に出すと気分が上がったりすることもあるので効果的なんじゃないかという狙いがありました。

 

「ネガティブ」はもうおもいっきりネガティブな話をしてもらおうというカテゴリーです。ネガティブなことってあんまり言わないほうがいい、という認識がありますが、たまにはおもいっきり鬱発言したいときもあるじゃないですか。愚痴りたいときとかあるじゃないですか。一人でネガティブなこと考えてるとどんどん病むだけでよくないですが、人と話すのであれば、むしろすっきりするんじゃないか、と。そういう狙いです。

 

「褒めあおう」は、人から褒めてもらって自己肯定感とか自尊心を刺激しようというカテゴリーです。人から言われることで気づく自分の長所を発見できるかもしれないですし、人から褒められて悪い気はしないはずなので、ちょっとやってみようかな、と。

 

「みんなの対処法」は、気分が落ち込んだとき○○するといいですよ、とか、病んだときは○○してます、とか、○○という本読んだら気が楽になりましたよ、とか。生きづらさを感じたときの自分なりの対処法をシェアしようというカテゴリーです。

 

これら8つのカテゴリーから自由に選んでもらって、3人×3つのグループに分かれて話してもらいました。25分話して5分休憩、というセットを4回繰り返しました。僕は「ポジティブ」「みんなの対処法」「褒めあおう」「仕事」をチョイスしました。新しいカテゴリーがどんな感じになるのか知りたかったので、積極的に選んでみました。

 

まだ1回しかやってないのでなんとも言えないところはありますが、感触としては「改善の余地あり」という感じでした。ちょっと思っていた感じとはちがった、というか。「褒めあおう」をやってみたんですが、意外と人を褒めるのは難しいし、ちょっと照れくさい、というか。それぞれの第一印象だったりを言い合う感じになりました。あれはあれで悪くはなかったですが。

 

「対処法」はいい感じでした。おすすめの本を聞いたり、気が楽になる考え方を知れたり。あとやっぱりつらくなったときは「寝る」のが一番万能なんだと再確認できました。なんかこう素直に有意義な時間だな、という感じ。

 

「ポジティブ」はすべらない話、みたいな感じだった記憶が。最近の日常のなかで楽しかったこと、よかったことを話す、という。ただなぜか「残念だったこと」を話す流れにもなっていました。「日帰りで旅に行ったらサイフ落とした」とか「ランチ行ったら40分料理が出てこなかったあげく虫が入っていた」とか「23歳にしてぎっくり腰になった」とか。まあ楽しかったのでよかったんですが。

 

「仕事」では正確には、うまいことグループ分けができなかったので、余りもの同士が集まったグループで「仕事」「恋愛」「対処法」をざっくばらんに話しました。 哲学者・中島義道さんの話だったり、ちょこっと恋愛の話だったり、結婚したいorしたくないの話だったり。

 

ほかのグループではどんな話があったのか把握してないですが、それなりに盛り上がっていた印象です。

 

あっという間に3時間すぎまして。全体的に雰囲気よくできたのですごくよかったです。顔なじみの人たちも、はじめての人も、雰囲気よく溶け込んでいたので安心しました。みなさん優しくていい人たちばかりです。新しいカテゴリーに関してはみなさんがどんな感想を持ったか分かりませんが、僕としてはとりあえず来月もやってみて、様子を見ようと思っております。

 

2次会はいつもどおりサイゼリヤでやりました。2名お帰りになったので7人で。他愛もない話をしました。いままで行った旅行の話だったり、仕事の話だったり、地元の話だったり。僕は神奈川・東京にしか住んだことがないので、地方の話を聞けるのがいつも楽しいです。最後はたしか20時くらい?に解散しました。

 

ということで、今月も無事に終わりましたよ、という報告でした。

 

2年くらい前までは「人と接せずに生きたい...」と嘆いていた僕がいまでは「人と接することの大切さ」を日々感じております。つねに人と接していたい、というほど人好きになったわけではありませんが、人と接すること・話すことが「生きづらさ」から抜け出すことの近道になるんじゃないか、と最近は思っております。

 

いつも参加してくれる方で、はじめて来たころを思うと、だいぶ口数が増えて明るくなったな、という方も多いです。人との交流を純粋に楽しんでいる様子ですし、「生きづらさを感じることが少なくなってきた」という声もあります。そういう声を聞くと、この会はじめてよかったな、と思えます。

 

もちろんこの会が「合わない」という方もいると思います。これまでに1回参加してそれっきり、という方もたくさんいます。それはそれで仕方ないことだと思いますし、無理して参加する必要もないですし。「求めていたものとちがった」ということがあっても仕方ないと思っています。

 

そんななかでこの会のスタンスは、「来るもの拒まず」「去る者追わず」という感じです。基本的には誰でもウェルカムだし、合わないという方を引き止めることもしません。「もしひとりで悩んでいるならおいで。たぶん気が楽になるから。合わなかったらすいません。」という感じです。

 

なにが言いたいのか分からなくなってきましたが、今月も無事にやってきたよ、という話です。また来月の告知は9月に入ってから出します。

 

以上、えんぴつメガネによるレポートでした。